ワルシャワでブラジリアン柔術を始めて1年ちょい、初めてジムの帯授与式に参加して来ました。
まぁ、というのもポーランド語があんまりわからないので、
練習の前とかに告知されても、なんのことを言ってるのか
よくわからなかったので、今まで一回も参加したことがなかったのです。
あと、ポーランド語で帯授与式をプローモーションなんとかって言うんで、
“プローモーション”という言葉から、柔術着かなんかの卸売販売だと思ってたっていうのもあるんですけど。
プローモーションって言葉を先生から聞くたびに、
おれは絶対行かないぞ、おれはモスクワでマルクス経済学を3年間勉強した
生粋の共産主義者なんだから、そんなプローモーションとかいう自由経済の言葉を
冠したイベントには参加しないぞ。と思ってました。馬鹿でした。
一人一人名前を呼ばれて先生から、ストライプなり新しい帯をもらうんですけど、
うちのジムでは、半年に一回しか帯授与式をやらないのと、
帯授与式でしか、帯、ストライプをもらえないので、100人以上が集まってて、
すごい緊張するんですよ。
しかも、名前を呼ばれるパターンが2パターンあって、
名前を呼ばれる前にちょっとした先生からの演説が入いって一人だけ呼ばれるパターンと
3人ぐらいの名前を呼ばれて、みんなで先生のところに行くパターン。
演説が入るパターンだと、この生徒は大会でもいい成績を残してて、練習にもよく来ます的な
コメントから、名前を呼ばれて、一人だけ100人ぐらいの前で新しい帯をもらったりするんですけど、
うぁー絶対コレやりたくないみたいに思っててたら、
“我がジム唯一の外国人”って先生が言い始めて、これおれじゃない?みたいに思ってたら、
サムライなんちゃらなんちゃらとか続けて言って、100%おれだって思って、心の準備をし始めたんですけど、なかなか名前が呼ばれない。
どうやら、うちの先生がハリー・トルーマン大統領になっちゃって、
熱い演説をしちゃってるみたいで、ようやく5分ぐらいして、
「諸君は敵のみならず偏見とも戦い勝利した。(You fought not only the enemy, you fought prejudice-and you won.)」
って言った後に、
Kentaro Sugiura
って呼ばれて
ボクもその熱さに応えたかったので、
立ち上がって、敬礼して、先生のところに行って
ストライプをいただきました。
まぁ、これ映画”Go for broke”からの引用なんですけど。
ストライプ1本だけかなーと思ったら、4本巻いていただいて、
ちゃんと見ててくれてるんだって嬉しく思った反面、
次は青帯なので、もっともっと練習して試合にたくさん出なければないけないと思いました。
最後にみんなで写真撮影。
100人以上いるので、顔がほぼ見えませんw